星空へと打ち上げられた探査機が、かすかな電波に乗せて旅路のゆくえを教えてくれる。地球へと送り届けられるその信号を、エンジニアたちは「ビーコン(beacon)」と呼ぶのだそうです。宇宙を進む小さなマシンからの、「ここにいるぞ!」という精一杯のメッセージ。なんだか、想像するだけで胸がいっぱいになってきませんか。
出版社ビーコンは、漂流する人のために生まれました。僕たちが手がけていくのは、まだ名もないポートレイト。着地点を見失ったアイデア。あるいは、未整理な現在についてのスナップショットといったところです。
そこに明快な「正解」が見つからなくっても大丈夫。戸惑いや不安があってもいい。すべてが曖昧な時代だからこその、誰にも行き先の読めない本を作ってみたいと思っています。
迷いながら、それでも書く人のそばに。迷いながら読むことをやめない人たちのために。
僕たちは、漂流する人のためにビーコンを発信していきます。
1991年生まれ、静岡市出身。現在は横浜・妙蓮寺に在住。編集・校正・執筆で幅広く活動中。犬とエレキギターが好き。
(略歴)大阪府立大学院にて社会福祉学を修める(修士)。出版社や社福法人などで働くかたわら、個人雑誌やZINEを発表。2025年に独立して以降は、出版社ビーコンを主宰する。
編集としては『たてものめがね まちめがね』(竹中工務店)、『文集 私の生存戦略』(生活綴方出版部)、『The Traveler’s Tabloid』シリーズ(DriveD Inc.)など。校正として『らせんの日々』(ぼくみん出版会)など。